初心者向けデジタルマーケティング用語辞典(広告・SEO・SNS 用語集)
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記事の内容
デジタルマーケティングで頻出する基本用語をカテゴリ別にわかりやすく解説します。広告、SEO、SNSなど幅広い分野の専門用語を網羅し、初心者にも理解しやすいように具体例や計算式も交えて説明しています。マーケティング学習の参考に、本ページをブックマークしてご活用ください。
マーケティング指標・効果測定
デジタルマーケティングの成果や効率を評価するための指標(KPI)や計算式に関する用語です。広告やサイト運営の効果測定に欠かせない基本指標を押さえておきましょう。
インプレッション(Impression)
広告がウェブページ上に表示された回数を指します。ユーザーの画面に広告が出現した表示回数のことで、「インプレッション数」または「表示回数」ともいいます。広告効果を測る出発点となる指標で、閲覧された回数そのものをカウントします。
コンバージョン(CV)
Webサイト上で目標としている成果のことです。何をコンバージョンとみなすかはサイトの目的によって異なります。例えば以下のようなアクションが代表的なコンバージョン例です。
- 商品購入
- 会員登録
- 資料請求
- お問い合わせ送信
サイト運営者ごとにゴール設定は異なりますが、コンバージョンは最終的な成果指標として重要視されます。
コンバージョン率(CVR)
サイト訪問者のうちコンバージョンに至った割合を示す指標です。広告クリックやサイト訪問に対して、どの程度が成果(CV)につながったかを表します。
計算式: CVR(%)=コンバージョン数 ÷ サイト訪問数(または広告クリック数) × 100
具体例: 100人がサイト訪問し、そのうち5人が商品購入などのコンバージョンに至った場合、CVRは5%になります。
CTR(Click Through Rate)
クリック率のことです。広告が表示された回数(インプレッション数)に対してユーザーが広告をクリックした割合を示す基本指標です。広告の訴求力を測るのに使われ、高いCTRほどユーザーの興味を引けているといえます。
計算式: CTR(%)=クリック数 ÷ インプレッション数 × 100
具体例: 広告が100回表示され、そのうちユーザーが5回クリックした場合、CTRは5%です。
CPC(Cost Per Click)
クリック単価を意味します。Web広告で1クリックあたりに発生する費用のことで、広告主がクリック1回を獲得するために支払う金額です。「平均クリック単価」は、ある期間の総広告費を総クリック数で割ることで算出できます。
計算式: 平均CPC = 広告費用合計 ÷ 総クリック数
具体例: 1ヶ月で広告費用が50万円、総クリック数が1万回だった場合、平均CPCは50円となります。
CPM(Cost Per Mille)
広告のインプレッション単価(千回表示単価)を意味します。広告を1000回表示するごとに発生するコストで、主にバナー広告など表示回数に応じて課金される広告で用いられる指標です。
計算式: CPM = 広告費用 ÷ インプレッション数 × 1000
具体例: 広告費用が20万円でインプレッション数が100万回の場合、CPMは200円になります(20万円 ÷ 100万回 × 1000)。
CPA(Cost Per Acquisition)
顧客獲得単価を意味します。1件のコンバージョン(顧客獲得)あたりにかかった広告費用のことです。コンバージョン1件あたりのコストとも言い換えられ、マーケティング施策の費用対効果を測るのに使われます。
計算式: CPA = 広告費用 ÷ コンバージョン数
具体例: 広告費用が10万円で50件のコンバージョン(例: 購入)が発生した場合、CPAは2,000円となります。
ROI(Return on Investment)
投資利益率のことです。投下した費用に対して得られた利益の割合を示す指標で、マーケティングでは広告費などに対してどれだけ利益を上げたかを測ります。ROIが高いほど費用対効果が良いことを意味します。
計算式: ROI(%)= (利益 ÷ 投資コスト) × 100 (利益=売上高-投資コスト)
具体例: 広告費用50万円を投じて売上が80万円、利益が30万円出た場合、ROI=(30万円 ÷ 50万円) × 100=60%となります。
ROAS(Return On Advertising Spend)
広告費用対効果を表す指標です。広告費に対して得られた売上の割合を示し、広告に投資した金額がどれだけ売上として戻ってきたか(リターンがあったか)を測定します。ROIが利益ベースなのに対し、ROASは売上ベースで効果を見る指標です。
計算式: ROAS(%)= 広告経由の売上金額 ÷ 広告費用 × 100
具体例: 広告費用20万円で、その広告経由の売上が40万円発生した場合、ROASは200%になります。
LTV(Life Time Value)
顧客生涯価値を意味する指標です。ある顧客が取引を開始してから関係が終わるまでに企業にもたらす総収益を表します。マーケティングでは長期的な顧客価値を評価する際に使われ、広告投資額の妥当性を判断する材料にもなります。
計算式: LTV = 平均購入単価 × 購入頻度 × 継続期間(または購買回数)
具体例: サブスクリプションサービスで月額1,000円、平均利用継続期間が24ヶ月の場合、LTVは1,000円 × 24ヶ月 = 24,000円となります(1人当たり生涯で約2万4千円の売上貢献)。
KPI(Key Performance Indicator)
重要業績評価指標のことです。設定した目標の達成度合いを定量的に計測・監視するための指標です。例えば売上額やコンバージョン数、サイト訪問数など、最終目標(KGI)に対する中間指標として用いられます。KPIを適切に設定しモニタリングすることで、マーケティング施策の進捗を管理します。
KGI(Key Goal Indicator)
重要目標達成指標のことです。ビジネスやプロジェクトにおける最終的なゴールを定量化した指標で、期間内に達成すべき目標値を示します。例えば年間売上◯億円や◯件の契約獲得といったように設定され、これを達成するために途中経過の指標としてKPIが設定されます。KGIを具体的なKPIにブレイクダウンし、継続的に成果を追跡します。
デジタル広告関連用語
インターネット上の広告手法や広告技術(アドテクノロジー)に関する用語です。リスティングやバナー広告といった広告の種類から、配信の仕組みやターゲティング手法に至るまで、デジタル広告運用で知っておきたい用語をまとめます。
リスティング広告(検索連動型広告)
検索エンジンでユーザーが入力したキーワードに連動して表示されるテキスト広告です。GoogleやYahoo!などの検索結果ページで、オーガニック検索結果の上部や下部に「広告」として表示されます。ユーザーの検索意図に合わせて表示されるため、商品やサービスを探している顕在層にアプローチできる手法です。クリック課金型(CPC)の広告モデルが一般的です。
ディスプレイ広告
バナー広告とも呼ばれ、Webサイト上の広告枠に画像やテキスト、動画などで制作したクリエイティブを表示する広告です。ニュースサイトやブログなど様々なサイト上に配信でき、ユーザーがサイトを閲覧中に視覚的に訴求できます。表示回数やクリックに応じて課金されるモデルがあり、ブランド認知向上から興味喚起まで幅広い目的に利用されます。
ネイティブ広告
掲載先のメディアのコンテンツと一体化した形式で表示される広告です。記事の体裁やデザインと調和する形で配信されるため、一見すると広告と気付かれにくくユーザー体験を損ねにくい特徴があります。SNSのフィード広告やおすすめ記事風の広告などが該当します。コンテンツになじむ形式でユーザーに情報提供できるため、エンゲージメントを高めやすい手法です。
動画広告
動画形式のクリエイティブで配信されるオンライン広告です。YouTubeやTikTok、Instagramなど動画プラットフォーム上で再生される広告や、Webサイト上に組み込まれる動画バナー広告が該当します。静止画やテキストよりリッチな情報伝達が可能で、視覚と聴覚に訴求できるため高い注目度を得られます。再生時間やスキップ可否などフォーマットも様々で、ブランディングから直接レスポンス獲得まで目的に合わせて活用されます。
SNS広告(ソーシャルメディア広告)
Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどSNSプラットフォーム上に配信される広告です。ユーザーの興味関心や属性データをもとに、タイムライン上やストーリーズ、メッセージ間など様々な枠に表示できます。SNSならではの細かなターゲティングが可能で、拡散やエンゲージメントも見込みやすいのが特徴です。目的に応じてフォーマット(画像、動画、カルーセルなど)や課金方式を選択し、幅広いマーケティング目的に対応できます。
アフィリエイト広告
成果報酬型のオンライン広告手法です。ウェブサイト運営者(メディア)が広告主の商品やサービスを紹介し、ユーザーがそのリンク経由で購買や申込などのコンバージョンに至った場合に、広告主から成果報酬が支払われます。ブロガーやSNSインフルエンサーが商品の紹介リンクを掲載するケースが代表的です。広告主にとっては成果が出た分だけ費用が発生するため効率的で、媒体側も成果報酬を収入源とするビジネスモデルです。
リターゲティング広告(リマーケティング)
一度サイトを訪れたユーザーや、カートに商品を入れたまま離脱したユーザーなどに対し、再度表示される追跡型の広告です。ユーザーの行動履歴に基づいて関心の高い商品やページの広告を後追いで表示することで、購買や再訪を促します。例えばECサイトで商品を閲覧したユーザーに、その商品の広告バナーが別サイトで表示されるといった仕組みです。Cookieなどの技術を用いて実現され、興味を持ったユーザーを逃さずフォローできる効果的な手法です。
アドネットワーク
複数のWebサイトやアプリ、SNSなどの媒体を束ねて広告配信を行うネットワークのことです。広告主は一つのプラットフォームを通じて多数の提携媒体に広告を配信でき、媒体側もネットワークに参加することで広告枠を収益化できます。代表的なアドネットワークとしてGoogle Display Networkなどがあり、広告主と媒体を仲介して効率的な広告配信を可能にします。
DSP(Demand Side Platform)・SSP(Supply Side Platform)
DSPは広告主向けの広告購入プラットフォーム、SSPは媒体(サイト運営者)向けの広告収益最適化プラットフォームです。DSPでは広告主が複数の広告枠に対して入札を一元管理でき、ターゲットや予算に応じて自動的に最適な広告配信が行われます。一方SSPは媒体側が自分のサイトの広告枠をDSPやアドネットワークへ提供し、できるだけ高い収益が得られるよう広告取引を最適化します。両者はリアルタイム入札(RTB)の仕組みで結びつき、プログラマティック広告を実現しています。
DMP(Data Management Platform)
データマネジメントプラットフォームの略で、様々なチャネルから収集した膨大なデータを統合管理するための基盤システムです。自社サイトのアクセスログや顧客データ、第三者から提供されるデータなどを蓄積し、分析・セグメント化してマーケティング施策に活用します。広告配信においては、DMPで作成したオーディエンスセグメントを使ってターゲティング精度を高めたり、広告のパーソナライズ配信を行うことができます。
アトリビューション
コンバージョンに至るまでにユーザーが接触した複数の広告やチャネルの貢献度を分析する手法です。最後にクリックした広告だけでなく、それ以前にユーザーが見たりクリックした広告や経路にも価値を割り振って評価します。例えば、最終的に購入に至った広告だけでなく、その前段階で商品の認知に寄与したSNS広告や、比較検討時に見た記事コンテンツなどにも一定の貢献度を与えて分析します。適切なアトリビューション分析により、マーケティング全体でどの施策がどの程度成果に貢献しているかを正しく把握できます。
ターゲティング
ユーザーを属性や興味関心、行動履歴などでセグメント分けし、特定のグループに絞ってマーケティング施策を実行することです。広告配信では、年齢や性別、地域といったデモグラフィック属性や、閲覧履歴・購買履歴などに基づいて、広告を表示する対象ユーザーを選定します。適切なターゲティングにより、伝えたい相手に効率よくリーチでき、無駄な配信を抑えて効果を高めることができます。
フリークエンシー
広告における接触頻度を示す指標です。特定のユーザーが同じ広告を何回見たか(接触したか)を表します。一人あたりの広告接触回数がフリークエンシーであり、これに対して広告に接触したユーザーの数そのものを示すのが「リーチ」です。フリークエンシー管理は、同一ユーザーに広告を見せすぎて飽きられないようにしたり、適切な回数接触させて認知を促進したりするために重要です。
リーチ
到達ユーザー数を意味する用語です。広告やコンテンツが接触したユニークユーザーの数(延べではなく人数ベース)を指します。例えば広告のリーチが1万といえば、1万人のユーザーがその広告を一度以上見たことを意味します。リーチを増やすことで認知拡大が図れますが、同時に一人当たりの接触頻度(フリークエンシー)とのバランスを取ることが広告効果最適化のポイントです。
プログラマティック広告
DSPやSSPに代表される自動化プラットフォームを活用し、リアルタイムの入札によって配信枠を最適化する広告手法の総称です。人手で媒体を選定したり交渉するのではなく、システムがユーザーごとに最適な広告を瞬時に選んで配信します。オークション形式で広告枠の売買が行われ、広告主は設定した入札額やターゲティング条件に基づき、自動的に広告配信を調整できます。これにより広告費の効率化と精度の高いターゲティングが可能になっています。
SEO関連用語
検索エンジン最適化(SEO)に関する用語です。検索結果で上位表示を狙うための施策や、検索エンジンの仕組みに関連する基本用語を解説します。サイト流入を増やすためにはSEOの理解が欠かせません。
SEO(Search Engine Optimization)
検索エンジン最適化のことです。GoogleやYahooなどの検索エンジンで特定のキーワード検索に対して、自社のウェブサイトが上位に表示されるようサイト構成やコンテンツを最適化する施策全般を指します。検索エンジンの評価アルゴリズムに沿ってサイトの関連性・権威性を高めることで、広告ではなくオーガニック(自然)検索結果でのトラフィック増加を目指します。
オーガニック検索
検索エンジンの結果ページに表示される自然検索の結果のことです。広告(リスティング広告)枠以外の、純粋な検索アルゴリズムによってランキングされた結果を指します。オーガニック検索からの流入はユーザーが自発的に探し当てた訪問であるため、成果に繋がりやすい傾向があります。SEO対策はこのオーガニック検索で上位表示されることを目的としています。
検索クエリ
ユーザーが検索エンジンに入力する語句やフレーズのことです。検索キーワードとも呼ばれ、ユーザーのニーズや意図が反映されています。例えば「デジタルマーケティング 初心者」も一つの検索クエリです。検索クエリの分析は、ユーザーがどんな情報を求めているかを知り、適切なキーワード戦略を立てる上で重要です。
ビッグキーワード・スモールキーワード
検索ボリューム(検索される回数)の大小を表す用語です。ビッグキーワードは検索数が多い人気キーワード、スモールキーワードは検索数が少ないニッチなキーワードを指します。例えば「ダイエット」はビッグキーワードですが、「ダイエット 朝ごはん レシピ」はより具体的でスモールキーワードと言えます。ビッグキーワードは競合も多く上位表示が難しい反面、大きなトラフィックを期待できます。スモールキーワードはニッチな検索意図に応えるため、特定のニーズにマッチしたユーザーを集客しやすいという特徴があります。
Googleアルゴリズム
Google検索において、検索結果の順位を決定する評価ルール(アルゴリズム)のことです。何百もの評価項目が存在するとされ、ページの関連性や専門性、権威性、ユーザーの所在地など様々な要素を考慮して検索順位が決まります。SEO対策ではGoogleアルゴリズムの動向を理解し、アルゴリズムの評価に沿ったサイト改善(コンテンツ充実や技術的最適化など)を行う必要があります。アルゴリズムの詳細は公開されていませんが、ガイドラインや過去のアップデート情報などから最適な施策が検討されます。
クローラー(クローリング)
検索エンジンがWeb上のページを巡回して収集・分析するプログラムのことです。クローラー(別名: ボット、スパイダー)はサイトのリンクを次々とたどり、新しいページや更新内容を見つけて検索エンジンのデータベースに送ります。このクローリングによってサイトがインデックスされる(検索エンジンに登録される)前提となります。サイト運営者はクローラーが巡回しやすいようXMLサイトマップを用意したり、クロールの阻害要因(アクセスブロックや重すぎるページ)をなくすことが重要です。
インデックス
検索エンジンのデータベースにウェブページが登録されることを指します。クローラーがページを発見・解析した後、そのページが検索エンジンの索引(インデックス)に追加されることで、初めて検索結果に表示される対象となります。サイトが正しくインデックスされないと、どんなに良いコンテンツでも検索結果に出てこないため、Search Consoleなどでインデックス状況を確認することが重要です。
被リンク(バックリンク)
外部の他サイトから自分のサイトへのリンクのことです。他のサイトが自サイトのページURLを紹介・引用する形でリンクが張られている状態を指します。被リンクはGoogleのアルゴリズム上、サイトの権威性を測る重要な指標の一つで、質が高く関連性の高いサイトから多数リンクされているサイトは評価が上がりやすい傾向にあります。質の低いスパム的な被リンクは評価を下げる場合もあるため、自然で良質な被リンク獲得がSEOでは重要です。
内部対策(オンページSEO)
Webサイト内部で実施するSEO施策の総称です。ページのタイトルや見出し、メタディスクリプションに適切なキーワードを含める、コンテンツの充実・更新、内部リンク構造の最適化、サイト表示速度の改善、モバイル対応など、サイト内で検索エンジン評価を高めるための取り組みを指します。内部対策はサイト運営者が直接コントロールできる部分であり、SEOの基本としてまず取り組むべき領域です。
外部対策(オフページSEO)
サイト外部でのSEO施策を指します。主に被リンクの獲得やソーシャルメディアでの拡散など、自社サイト外での評価・存在感を高める取り組みです。良質なコンテンツを公開して他サイトから紹介リンクを得たり、プレスリリースやブログ記事で話題を作ること、SNSでシェアされるような情報発信を行うことなどが外部対策の例です。外部対策は直接コントロールしにくい部分ですが、ブランドやコンテンツの価値を高めることで結果的にSEO効果につながります。
SNS関連用語
ソーシャルメディアマーケティングに関する用語です。SNS上でのユーザーとの関わりやコンテンツ拡散、コミュニケーションに関わるキーワードを押さえておきましょう。FacebookやTwitter、Instagramなど主要SNSで使われる用語が中心です。
エンゲージメント
ユーザーが企業やブランドに対して示す関与や愛着の度合いを指します。SNSマーケティングでは、投稿に対する「いいね!」やコメント、シェアなどユーザーからの反応(エンゲージメント)が重要な評価指標となります。また広義には、消費者がブランドに高いロイヤリティや好意を持ち積極的に関わっている状態を指し、熱心なファンは自発的に周囲へ商品の良さを広めてくれる傾向があります。エンゲージメントが高いほどユーザーとの関係性が深いことを意味します。
ハッシュタグ(#)
SNS投稿で「#キーワード」の形式で付けられるタグのことです。投稿内容を表すキーワードや話題を示すもので、ハッシュタグをクリックすると同じタグが付いた投稿の一覧が表示されます。例えば#デジタルマーケティングというハッシュタグを付ければ、そのタグを追うユーザーにも投稿が届きやすくなります。話題のトレンドに乗せたり、キャンペーンの合言葉にしたりと、投稿の発見性を高めるためによく活用されます。
メンション
SNS上で他のユーザーに言及する機能です。投稿やコメントで「@ユーザー名」の形で相手を指定すると、相手に通知が届きメッセージを見てもらいやすくなります。TwitterやInstagram、Facebookなど主要なSNSでサポートされています。メンションを使うことで特定のユーザーとの直接的なコミュニケーションや、投稿内容への関与を促すことができます。
シェア(共有)
他者の投稿やコンテンツを自分のフォロワーにも共有することです。Twitterのリツイート(RT)やFacebookのシェア、Instagramのリポストなどプラットフォームごとに名称は異なりますが、他のユーザーが発信した情報を自身のタイムラインにも掲載し拡散する行為を指します。シェアされることで投稿のリーチが広がり、新たなユーザーにも届くため、優れたコンテンツほどシェアによる拡散効果が期待できます。
タグ付け
投稿した写真や文章に他のユーザーのアカウントを紐付けることです。例えばInstagramの写真に一緒に写っている友人をタグ付けすると、その投稿に友人のユーザー名が表示され、プロフィールページへリンクされます。Facebookの投稿でも人や場所のタグ付けが可能です。タグ付けされたユーザーには通知が行き、自分に関連する投稿として他の人にも認識されるため、交流や拡散のきっかけになります。
ニュースフィード / タイムライン
SNSにおける投稿表示画面の呼称です。ニュースフィードはFacebookで使われる用語で、自分や友達の投稿、フォローしているページの更新などが時系列やアルゴリズムによって混在表示される一覧ページを指します。タイムラインは主にTwitterで使われ、フォローしているアカウントの投稿がリアルタイムに流れる仕組みを指します(またはFacebookで自分の投稿履歴ページをタイムラインと呼ぶ場合もあります)。いずれもユーザーが日々目にするメインの情報ストリームであり、企業投稿をユーザーに届ける場となります。
カルーセル投稿
複数の写真や動画を1つの投稿内でスライド表示できるSNSの投稿形式です。InstagramやFacebookの広告・投稿フォーマットで「カルーセル」と呼ばれ、ユーザーは横にスワイプして複数の画像/動画を順番に見ることができます。商品のラインナップ紹介や、ストーリー性のある複数画像をまとめて伝えたいときに有効です。1投稿で多くの情報を視覚的に見せられるため、エンゲージメント向上に寄与します。
UGC(User Generated Content)
ユーザー生成コンテンツの略で、一般ユーザーによって作られたコンテンツ全般を指します。SNS上の投稿やブログの記事、口コミサイトへのレビュー、動画共有サイトへの投稿動画など、企業ではなくユーザー発信で作成・共有されるコンテンツがUGCです。マーケティングでは、自社に言及したUGCを収集・分析して評判を把握したり、優良なUGCを紹介して信頼性向上や購買促進に活用するケースがあります。
ソーシャルリスニング
SNS上で消費者が発信する声(投稿やコメント)を収集・分析し、マーケティングに活かす手法です。SNSは消費者の本音が現れやすい場と言われ、ソーシャルリスニングによって自社商品に関する評判や業界のトレンド、ユーザーのニーズを把握できます。アンケート調査とは異なり、ユーザーが自発的に発信した生の意見を広く集められるため、新商品の開発やキャンペーン施策のヒントを得る目的で多くの企業が取り入れています。
インフルエンサー
SNSやブログなどで大きな発信力・影響力を持つ人物のことです。芸能人や有名人だけでなく、特定の分野で多数のフォロワーを持ち影響を及ぼす一般人もインフルエンサーと呼ばれます。企業はインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらうことで、そのファン層への訴求や口コミ拡散を狙います(インフルエンサーマーケティング)。影響力の大小により、マイクロインフルエンサー(フォロワー数が比較的少ないが濃い層)とマクロインフルエンサー(非常に多くのフォロワーを持つ)の分類もあります。

アクセス解析関連用語
Webサイトの訪問状況やユーザー行動を分析する際に使われる用語です。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで目にする指標や、ユーザー追跡の仕組みに関する基本用語をまとめます。
PV(ページビュー)
Webサイト内のページが閲覧された回数を表す指標です。ユーザーがページを開くごとに1PVとカウントされます。同じユーザーが何度ページを見てもその都度カウントされるため、延べ閲覧数ともいえます。サイト全体のPV数は人気や集客状況を示す基本的な指標であり、ページ単位ではどのコンテンツがよく見られているかを測るのに用いられます。
セッション(訪問)
ユーザーがサイトに訪れてから離脱するまでの一連の行動のまとまりを指します。一般にユーザーがサイトにアクセスしてからブラウザを閉じるか一定時間操作がない状態になるまでを1セッションと定義します(多くの解析ツールでは30分間操作がなければセッション終了とみなす)。1人のユーザーが複数ページを閲覧しても、それが連続した利用であれば同一セッション内の行動としてまとめられます。セッション数はサイトの訪問回数を示す指標です。
ユニークユーザー(UU)
特定期間内にサイトを訪れた重複のないユーザー数を指す指標です。一定期間(例: 1日、1ヶ月)において、同じユーザーが複数回訪問しても1人としてカウントします。CookieやログインIDでユーザーを識別して計測します。ユニークユーザー数は実際にサイトに来た人数を表すため、新規顧客の獲得状況やリーチの規模感を把握するのに役立ちます。
直帰率(Bounce Rate)
サイトに訪れたユーザーが最初の1ページ目だけ閲覧して離脱した割合を指します。あるページにアクセスしたものの、他のページに遷移することなくサイトから去ってしまったセッションの割合です。
計算式: 直帰率(%)= 直帰したセッション数 ÷ 総セッション数 × 100
直帰率が高い場合、その入り口ページのコンテンツがユーザーの期待に合っていない可能性や、サイト内で次の行動につなげられていない可能性があります。ただしブログ記事など単ページで完結するコンテンツでは直帰率が高くても問題ないケースもあります。
離脱率(Exit Rate)
各ページにおいて、そのページがセッションの最後の閲覧ページとなった割合です。特定のページを見た後でサイトを離れたユーザーの割合をページごとに示します。
計算式: 離脱率(%)= そのページで離脱したセッション数 ÷ そのページの閲覧総数 × 100
直帰率が「最初のページで即離脱」なのに対し、離脱率はそのページまで何ページか見た上で最終的にそこから去ったケースも含みます。離脱率が特に高いページはユーザーの興味が途中で途切れたポイントとも言え、コンテンツ改善や誘導強化の検討材料になります。
回遊率
ユーザーがサイト内をどの程度多くのページ閲覧したかを示す指標です。一般には「平均ページビュー数/訪問」や「1回の訪問あたりのページ閲覧数」といった形で用いられます。
計算式: 回遊率 = 総ページビュー数 ÷ 総セッション数
1セッション内でたくさんのページを見てもらえるほど回遊率が高い状態です。回遊率が高いということはサイト内にユーザーを引きつけるコンテンツが多く、しっかり閲覧して回ってもらえていることを意味します。
サンクスページ
ユーザーが問い合わせフォーム送信や購買完了などコンバージョンが成立した直後に表示されるページです。「Thank Youページ」とも呼ばれ、お礼メッセージや次のアクション案内が書かれていることが多いです。サンクスページにコンバージョン計測のタグを埋め込んでおき、ユーザーがこのページに到達したかどうかでCV完了をトラッキングします。コンバージョン率改善の文脈では、サンクスページへの遷移率を上げることが目標となります。
トラッキング
Webサイト上でユーザーの行動データを追跡・記録することです。ページ閲覧やクリック、購入といったイベントを計測タグや解析ツールを用いて収集し、ユーザーの行動パターンやサイトのパフォーマンスを分析します。トラッキングによって得られたデータは、サイト改善(UI/UXの向上)やマーケティング施策の効果検証に活かされます。昨今ではプライバシー保護の観点からCookieの利用制限も進んでおり、新たなトラッキング手法の模索も行われています。
Cookie(クッキー)
ユーザーのWebブラウザに保存される小さなテキスト情報、またその仕組みを指します。ウェブサイトはCookieを利用して、ユーザーの訪問履歴やログイン情報、設定内容などをブラウザ内に一時保存できます。マーケティングではユーザーを識別して広告のリターゲティングに活用したり、アクセス解析で再訪問者か新規訪問者かを区別するためにCookieが用いられてきました。Cookieには閲覧サイトのドメインが発行するファーストパーティCookieと、外部の広告配信ドメインが発行するサードパーティCookieがあります。後者はプライバシー規制強化で利用が制限されつつあり、Cookieレス時代に対応した代替技術の導入が進んでいます。
Googleアナリティクス(Google Analytics)
Googleが無料提供しているWebサイト解析ツールです。サイトへの訪問者数やPV、ユーザーの地域や利用デバイス、参照元(流入経路)、滞在時間やコンバージョン数など、非常に幅広いデータを収集・分析できます。設定によりEコマースの売上追跡やイベント計測も可能で、サイト改善やマーケティング施策のPDCAに欠かせないツールです。2023年に従来版(Universal Analytics)から新しいGA4(Google Analytics 4)への移行が話題になりました。
マーケティング戦略・施策関連用語
デジタルマーケティング施策全般に関わる戦略的な用語や手法に関する用語です。ターゲット設定やリード(見込み客)育成、サイト改善手法など、マーケターなら押さえておきたい概念をまとめます。
ペルソナ
マーケティングにおける架空のターゲットユーザー像のことです。自社の商品・サービスが向き合う典型的な顧客像を、あたかも実在する人物のように詳細なプロフィールで描き出します。性別・年齢・職業・家族構成・趣味・課題・ニーズなどを盛り込んだ具体的な人物設定を行い、社内で共有することでターゲット像を明確にします。ペルソナを設定することで「このユーザーなら何を求めるか」「どうアプローチすべきか」を検討しやすくなり、マーケティング施策の方向性をブレずに定める助けとなります。
カスタマージャーニー
顧客が商品やサービスを知ってから購入に至るまでの一連の体験プロセスのことです。直訳すると「顧客の旅」であり、マーケティングでは見込み客の認知から購買までの道のりを可視化します。一般的に 認知 → 興味関心 → 比較検討 → 購入 といった段階を踏むとされ、このシナリオを図示したものを「カスタマージャーニーマップ」と呼びます。カスタマージャーニーを設計することで、各段階で顧客が求める情報や感じる課題を把握し、それに応じた適切な施策(コンテンツ提供や広告配信など)を配置できます。顧客視点に立ったマーケティング戦略を立案する上で欠かせないフレームワークです。
リードジェネレーション
自社の商品やサービスに興味を持つ見込み顧客(リード)の獲得を指します。新規の顧客候補となる人の連絡先や情報を集め、自社のリード(見込み客)リストに加えていく活動です。具体的な手法として、ウェブサイトに資料ダウンロード用の登録フォームを設置してメールアドレスを収集したり、イベントや展示会で名刺交換を行ったり、SNS広告でキャンペーン登録を促したりといった方法があります。リードジェネレーションによって集まった見込み顧客に対し、その後マーケティング施策で育成を図っていきます。
リードナーチャリング
獲得した見込み顧客に対して、購買意欲を高めるために段階的に情報提供やアプローチを継続する手法です。直訳の「リードの育成」の通り、すぐには購入に至らない見込み客に対し、有益なコンテンツ提供やフォローを重ねて関心度を高め、最終的な受注・契約につなげます。具体例として、メールマガジンで定期的に製品情報や活用例を送り関心を維持したり、セミナーやウェビナーに招待して理解を深めてもらう、あるいは行動履歴に応じたコンテンツを提案するなどが挙げられます。特に検討期間が長いBtoB商材や高額商品のマーケティングで重要視されるプロセスです。
リードクオリフィケーション
ナーチャリングなどを経て集まった見込み顧客の中から、より購買可能性の高いホットリードを選別することです。見込み客をスコアリング(行動や属性に点数付け)して、関心度や購買タイミングが熟した層を営業に引き渡します。限られた営業リソースを有望な見込み客に集中させることで、成約率の向上や効率的な営業活動につながります。マーケティングと営業の連携ポイントであり、MQL(Marketing Qualified Lead:マーケ有望顧客)やSQL(Sales Qualified Lead:営業有望顧客)という用語で管理されることもあります。
CTA(Call To Action)
行動喚起を意味し、ユーザーに起こしてほしい行動を促すためのボタンやテキストのことです。WebサイトやLP上で「資料請求はこちら」「今すぐ購入」などユーザーの注意を引きクリックを誘導する要素を指します。デザインや文言次第でコンバージョン率が大きく左右される重要ポイントです。例えばCTAボタンの色を目立たせたり、「無料で試す」といった魅力的なコピーを書くことで、ユーザーが思わずクリックしたくなる工夫を凝らします。
LPO(Landing Page Optimization)
ランディングページ最適化の略です。ランディングページ(広告や検索経由でユーザーが最初に着地するページ)のコンテンツやデザインを改善し、コンバージョン率を向上させる施策全般を指します。具体的にはページの見出しや訴求ポイントの見直し、画像・動画の効果的配置、フォーム項目の簡略化、CTAボタンの改善など、多角的にテストと改善を繰り返します。LPOにより、せっかく集めた訪問者を効率よく顧客化することが可能となります。
EFO(Entry Form Optimization)
入力フォーム最適化の略です。お問い合わせや資料請求、購入画面などの入力フォームをユーザーが記入しやすいよう改善する施策を指します。フォームが長すぎたり項目が分かりにくいと途中離脱の原因となるため、必須項目の見直し、レイアウトの工夫、リアルタイムの入力チェックやエラー表示の改善、送信ボタンの配置や文言調整などを行います。EFOを実施することでフォーム完了率(コンバージョン率)の向上が期待できます。
マーケティングオートメーション(MA)
見込み顧客の育成や顧客へのマーケティングコミュニケーションを自動化するためのツールおよび仕組みのことです。MAツールを活用すると、顧客データベースを管理し、ユーザーの属性や行動に応じてメール配信やスコアリング、ワークフローによるフォローアップなどを自動で行えます。これにより個々の興味関心に合わせたタイミング良いアプローチが可能となり、営業・マーケティング活動の効率化と成果向上につながります。代表的なMAツールにはHubSpotやMarketo、Pardotなどがあります。
CRM(Customer Relationship Management)
顧客関係管理を指し、顧客情報を一元管理して顧客との関係性を最適化する手法・システムです。狭義にはCRMツール(顧客管理システム)を指し、顧客の属性データや購買履歴、コミュニケーション履歴などをデータベース化して管理します。CRMを導入することで、マーケティングから営業、カスタマーサポートまで組織横断で顧客情報を共有し、顧客ごとに最適な対応やマーケティング施策を行うことが可能になります。顧客ロイヤルティ向上やLTV最大化にはCRM戦略が不可欠です。
A/Bテスト
ウェブページや広告クリエイティブの2パターンを比較検証する手法です。ランディングページのデザインA案とB案、メールの件名の文言パターンなど、どちらがより高い成果(クリック率やコンバージョン率)を上げるか実際のユーザーアクセスでテストします。一定期間ごとにランダムにユーザーへAとBを振り分けて反応を計測し、結果の良かった方を本採用することで最適な施策を見極めます。継続的にA/Bテストを行うことでデータに基づいた改善ができ、マーケティングのPDCAを回す重要な手段となります。
おわりに
以上、デジタルマーケティング初心者が押さえておきたい主要な用語をカテゴリ別に解説しました。広告運用やSEO対策、SNSマーケティング、アクセス解析といった各分野の基本用語を理解しておくことで、実務や情報収集の際に役立つはずです。分からない用語が出てきたときは本辞典に立ち返り、マーケティング知識の整理にぜひお役立てください。
