デジタルサイネージ用フォントの選び方

記事の内容
デジタルサイネージで使用するフォントは、視認性やデザインの魅力を大きく左右します。本記事では、用途やシチュエーションに応じた最適なフォントの選び方を解説し、具体的なおすすめフォントを紹介します。
フォント選びの重要性
デジタルサイネージでは、短時間で情報を効果的に伝えることが求められます。そのため、フォント選びが視認性や情報伝達の効率に直結します。
視認性を向上させるポイント
- 適切なフォントサイズ
- 遠くからでも読みやすい文字サイズを設定。
- 例:ヘッダーには30pt以上、本文には20pt以上を推奨。
- コントラストの確保
- 背景と文字の色のコントラストを強調する。
- シンプルなデザイン
- 読みやすさを優先し、装飾が少ないフォントを使用。
おすすめのフォントタイプ
- サンセリフ系フォント(ゴシック体)
- 特徴:直線的で視認性が高く、モダンな印象。
- 適用例:店舗案内、広告、メニュー表示。
- 具体例:
- Roboto(Google Fonts)
- Noto Sans(Google Fonts)
- Arial(標準フォント)
- Open Sans(Google Fonts)
- Lato(Google Fonts)
- Montserrat(Google Fonts)
- Futura(商用フォント)
- Proxima Nova(有料フォント)
- Helvetica(商用フォント)
- Inter(Google Fonts)
- セリフ系フォント(明朝体)
- 特徴:優雅で伝統的な印象を与える。
- 適用例:高級感のあるブランド広告やホテルの案内。
- 具体例:
- Times New Roman(標準フォント)
- Merriweather(Google Fonts)
- Playfair Display(Google Fonts)
- Georgia(標準フォント)
- Bitter(Google Fonts)
- Cormorant Garamond(Google Fonts)
- Libre Baskerville(Google Fonts)
- Caslon(商用フォント)
- Garamond(商用フォント)
- Didot(商用フォント)
- 手書き風フォント
- 特徴:親しみやすさや個性を演出。
- 適用例:カフェやイベント案内。
- 具体例:
- Pacifico(Google Fonts)
- Dancing Script(Google Fonts)
- Amatic SC(Google Fonts)
- Great Vibes(Google Fonts)
- Kaushan Script(Google Fonts)
- Homemade Apple(Google Fonts)
- Caveat(Google Fonts)
- Shadows Into Light(Google Fonts)
- Comic Sans MS(標準フォント)
- Freestyle Script(商用フォント)
- デジタル風フォント
- 特徴:未来的で洗練された印象。
- 適用例:IT関連の広告やテクノロジーイベント。
- 具体例:
- Orbitron(Google Fonts)
- Audiowide(Google Fonts)
- Exo 2(Google Fonts)
- Press Start 2P(Google Fonts)
- Eurostile(商用フォント)
- Bank Gothic(商用フォント)
- Digital-7(無料フォント)
- LCD Solid(無料フォント)
- Nova Mono(Google Fonts)
- Oxanium(Google Fonts)
フォントを選ぶ際の注意点
- 複数フォントの併用に注意
- 1〜2種類に抑えて統一感を出す。
- 文字間隔(カーニング)の調整
- 適切なスペースを確保し、詰まりすぎないようにする。
- 日本語フォントの選定
- 日本語では、ゴシック体(サンセリフ系)が視認性が高い。
- おすすめ日本語フォント:
- メイリオ
- 游ゴシック
- Noto Sans JP(Google Fonts)
- ヒラギノ角ゴ Pro(商用フォント)
- 源ノ角ゴシック(Google Fonts)
- 丸ゴシック(商用フォント)
- UD デジタル教科書体(商用フォント)
- 新ゴ(商用フォント)
- フォーク(商用フォント)
- 凸版文久ゴシック(商用フォント)
- 背景との一体感を考慮
- デザイン全体の調和を意識し、背景との相性を確認。
活用事例
- ショッピングモールの案内板
- フォント:Roboto
- 効果:簡潔で読みやすく、視認性を確保。
- カフェのプロモーション
- フォント:Dancing Script
- 効果:手書き風のデザインで親しみやすさを演出。
- 高級ホテルの館内案内
- フォント:Times New Roman
- 効果:セリフ系フォントで上品さと信頼感をアピール。
- テクノロジーイベントの広告
- フォント:Orbitron
- 効果:近未来的な印象を与え、イベントのテーマに適合。
- 教育施設の掲示板
- フォント:メイリオ
- 効果:明確で読みやすく、情報伝達を効率化。
おすすめのフォント取得サイト
- Google Fonts
- 特徴:無料で高品質なフォントがダウンロード可能。
- URL:https://fonts.google.com
- Font Squirrel
- 特徴:商用利用可能なフォントが豊富。
- URL:https://www.fontsquirrel.com
- Adobe Fonts
- 特徴:Adobe Creative Cloudとの連携がスムーズ。
- URL:https://fonts.adobe.com
まとめ
デジタルサイネージで使用するフォントは、視認性とデザイン性を兼ね備えることが重要です。用途やターゲットに合わせたフォントを選び、効果的な情報伝達を実現しましょう。本記事で紹介したポイントを参考に、最適なフォントを活用してください。
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