サイトスピードを向上させる方法

記事の内容
サイト速度改善も無料相談! ページの表示速度が遅くてお困りではありませんか?シンシアでは、WordPressサイトのスピード改善について専門家が無料で診断&アドバイスいたします。お使いのサイトの現状分析だけでもOK!ぜひお気軽にご相談ください。
サイトスピードが重要な理由
現代のユーザーはウェブサイトに素早い表示を期待しています。ページの読み込みに数秒以上かかると、それだけで離脱してしまうケースも珍しくありません。サイトスピード(ページ表示速度)はユーザーエクスペリエンスに直結するため、ビジネスにおいて非常に重要です。
加えて、Googleは公式にページ速度を検索ランキングの要因の一つに挙げています。特にモバイル端末での表示速度は「モバイルファーストインデックス」の考え方の下、検索順位に影響を与えます。つまり、サイトスピードを改善することは、ユーザビリティ向上とSEO対策の両方に効果的なのです。
まずは現状を計測しよう
改善に取り掛かる前に、まず自社サイトの速度がどの程度か把握しましょう。無料で使える計測ツールを利用すれば、問題点も可視化できます。
- Google PageSpeed Insights: Google公式の速度測定ツールです。URLを入力するとモバイルとPCそれぞれの速度スコア(0〜100点)が表示され、改善点の提案もリストアップされます。特に「改善が必要」と出た項目(例:画像の最適化、Unused JS/CSSの削減など)は、具体的な対策に役立ちます。
- GTmetrix: 海外の人気ページ速度診断ツールです。読み込み時間やページサイズ、リクエスト数など詳細なレポートが得られます。Waterfall(滝)チャートでどのリソースの読み込みに時間がかかっているか視覚的に確認でき、ボトルネックの特定に便利です。
- Lighthouse(ブラウザ開発者ツール): Chromeブラウザの開発者ツールに組み込まれている監査機能の一部で、Performance項目でサイトを分析できます。こちらもPageSpeed Insightsと似た指標を得られます。
これらのツールを使い、自サイトの現状スコアやボトルネックになっている部分(例えば「画像が重い」「サーバー応答が遅い」など)を確認しましょう。問題点が把握できれば、次のステップである具体的な速度改善策を講じやすくなります。

WordPressサイトの具体的な速度改善策
WordPressサイトで実践できる主な速度向上の方法を紹介します。専門的な開発知識がなくても、プラグインの活用や設定変更で対応できる施策も多いです。
1. 画像の最適化
画像ファイルはページを重くする大きな要因です。高解像度の写真をそのままアップロードしていないでしょうか?以下の対策で画像による負荷を減らせます。
- 画像圧縮: アップロード前に画像編集ソフトやオンラインツールで圧縮しましょう。WordPressプラグインの「Smush」や「EWWW Image Optimizer」を使えば、自動で圧縮・最適化も可能です。
- 適切なサイズで利用: ページレイアウトに合わせて、画像の幅・高さを適切にリサイズしてからアップロードします。例えばサムネイルなら横幅300px程度で十分なのに、2000pxの画像をそのまま使っていては無駄が大きいです。
- 次世代フォーマットの検討: JPEGやPNGではなく、WebPなどの次世代フォーマットは圧縮効率が高く、同じ画質でもファイルサイズを小さくできます。WordPressでもプラグインや一部サーバー環境でWebP配信が可能です。
2. キャッシュの活用
キャッシュとは、一度表示したページのデータを一時保存し、次回以降素早く表示できるようにする仕組みです。WordPressでは「W3 Total Cache」や「WP Super Cache」といったキャッシュ系プラグインを導入することで、サーバーへの負荷を減らし表示速度を向上させることができます。
キャッシュプラグインを使うと、HTML生成をスキップして保存済みのページを配信したり、ブラウザに静的ファイルをキャッシュさせたりと、多角的な高速化が可能です。設定項目は多いですが, まずは推奨設定のまま有効化するだけでも効果が出ることが多いので試してみましょう。
3. 不要なプラグインやスクリプトの削減
WordPressの利点であるプラグインも、入れすぎるとかえって表示を遅くする原因になります。使っていないプラグインや重複する機能を持つプラグインは停止・削除しましょう。また、外部から読み込んでいるスクリプト(例えば解析ツールやSNSウィジェットなど)が多すぎると、その分読み込みも遅くなります。本当に必要なものか見直し、不要なものは削減することをお勧めします。
4. CSSやJavaScriptの最適化
ページの構造を決めるCSSファイルや、動的な動きをつけるJavaScriptファイルも最適化の余地があります。
- ファイルの縮小 (Minify): ソースコード内の余分な空白や改行を取り除きファイルサイズを小さくします。キャッシュプラグインの多くにはMinify機能が含まれています。
- ファイルの結合: 複数のCSSやJSファイルを一つにまとめることで、リクエスト数を減らせます(ただし最近のHTTP/2環境では効果が薄い場合もあります)。
- 読み込みタイミングの調整: JavaScriptを</body>直前で読み込む、または必要に応じて遅延読み込み(defer/async)することで、表示の妨げにならないようにします。これもプラグイン(Autoptimize等)で設定可能です。
5. 高速なサーバー・CDNの利用
根本的にサーバー自体の性能が低いと、どんな対策も限界があります。表示速度改善に本気で取り組むなら、高性能なレンタルサーバーやマネージドWPホスティングへの移行を検討するのも一つの手です。また、画像などの静的コンテンツはCDN(Content Delivery Network)を使って配信すると、地理的に近いサーバーからデータを届けられるため高速化につながります。Cloudflareなど無料で使えるCDNサービスもありますので、トラフィックが多いサイトは導入を検討してみてください。
専門的なチューニングもお任せ! 以上のような対策を講じてもまだ遅い場合や、自分では難しい設定がある場合は、専門家に相談するのが近道です。弊社ではWordPressサイトの高速化について豊富なノウハウがありますので、「もっと速くしたい!」という方はぜひ無料相談をご利用ください。
モバイルでの最適化も忘れずに
サイトスピード改善では、スマートフォンなどモバイル端末での速度に特に注意しましょう。PCでは速くてもモバイルでは遅い、というケースは珍しくありません。先述のPageSpeed Insightsでもモバイルのスコアが別途示されますが、スマホでアクセスしたときに過度なアニメーションや大きすぎる画像がないか、モバイルネットワークでも快適に閲覧できるかを確認してください。
レスポンシブデザインでサイトを構築している場合、画面サイズに応じた画像切り替え(例えば小さい画面には小さい画像を配信)や、モバイルで不要な要素は非表示にするといった工夫が有効です。また、可能であればAMP(Accelerated Mobile Pages)の導入を検討するのも一手ですが、運用コストもかかるため必要性を見極めましょう。

速度改善の効果測定と継続的なチューニング
速度改善を実施したら、再度計測ツールで効果を確認します。スコアや読み込み時間が改善しているかをチェックしましょう。ただし、重要なのは実際のユーザー体験です。数値上のスコアだけでなく、体感的に速くなったか、直帰率が下がったかなども指標に入れてください。
サイトの機能追加やデザイン変更を行った際は、その都度速度への影響も気にかけましょう。新たなプラグインを入れたら読み込みが遅くなった、画像を大量に追加したらページサイズが増えた、ということも起こりえます。定期的に速度をチェックし、必要に応じてチューニングを続けることが高速サイト維持の秘訣です。
高速でストレスのないサイトは、それだけでユーザー満足度が高まり、コンバージョン率向上にも寄与します。SEO面でもプラス評価となるため、手間をかける価値は十分あります。ぜひ自社サイトでも取り組んでみてください。
次は、WordPress特有の便利なSEOプラグインの活用やその他テクニカルSEOのポイントについて解説します。詳しくは WordPress SEOプラグインの活用とテクニカルSEO の記事を参照し、サイトの基盤をより強固にしましょう。
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なお、サイト速度の改善が難しい場合や技術的なSEO対応でお困りの際は、当社の無料相談をご活用ください。専門スタッフが現状を確認し、適切な解決策をご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。