ギリギリで完成!?失敗から学ぶオープニングムービー制作あるある

記事の内容
結婚式の直前までムービー編集に追われ、「前夜ギリギリで完成!」「当日の朝に慌てて焼き直し…」なんて話、実は珍しくありません。せっかく力作のオープニングムービーも、トラブルが起きてしまってはゲストに見せられない事態に…。「あるある」な失敗談から学んで、万全の準備で当日を迎えましょう。ここではオープニングムービー制作の現場で起こりがちなハプニングと、その対策をまとめました。最後に、自作と外注それぞれのメリット・デメリットも比較しますので、賢いムービー準備の参考にしてください。
ヒヤヒヤ連発!こんなトラブル起きていませんか?
編集が間に合わない!徹夜の果てに迎えた当日
「気付けば結婚式目前なのにムービーが未完成…!」これは多くの新郎新婦が陥りがちな状況です。凝った演出に挑戦するほど制作には時間がかかるもの。編集ソフトの操作習熟や素材集めに手間取り、結局披露宴前夜に涙の徹夜編集となるケースもあります。「もっと余裕を持って始めれば…」と後悔しがちですが、後の祭りですよね。対策としては、スケジュールにしっかり余裕を持たせることが何より重要。可能であれば式の2週間前にはムービーを完成させておくと安心です。早めに仕上げれば予期せぬトラブルにも対処できますし、新しいアイデアを追加する余裕も生まれ、クオリティ向上にもつながります。ギリギリ進行にならないよう、計画的に進めましょう。

DVDが再生できない!?形式ミスの落とし穴
苦労して完成させたムービーをDVDに焼いて持ち込み、いざ当日…「あれ、再生されない!?」という悪夢のようなトラブルも頻発します。原因の多くはディスクの書き込み形式ミス。家庭用DVDプレーヤーで再生可能なDVD-Video形式で書き込まれていなければ、式場の機材では映像が流れません。パソコンのデータ保存用にDVDに焼いただけでは不十分で、専門のオーサリングが必要です。必ず事前に自宅のDVDプレーヤーや式場の試写で再生チェックを行いましょう。また、ディスクへの書き込みはメニュー画面なしで直接本編が始まる設定がおすすめ。余計なメニューがあるとオペレーターが本編再生に手間取る可能性があるためです。当日はスタッフがスムーズに再生できるよう、ディスクはわかりやすくラベルを貼り、予備のディスクも用意しておくと万全ですね。
「文字が読めない!」画面レイアウトの失敗
上映してみたら「せっかくのコメントが読めない…」という声もありがちです。原因は文字色と背景色が同化していたり、フォントが小さすぎたりすること。例えば白い背景に白文字では見えないのは当然ですが、意外と画面作りに夢中になると気付きにくいもの。対策として、文字に縁取りや影を付ける、背景に半透明の色板を敷く、など工夫してコントラストを確保しましょう。またパソコン画面では読めても、会場の大スクリーンだと端が切れて見えない「セーフエリア外」の配置ミスも起こりがちです。重要なテロップや人物は画面の縁から少し内側に配置し、安全な表示領域に収めることを意識してください。
画質が荒い・サイズがおかしい
写真や動画素材にも落とし穴が。スマホで撮った画像を拡大しすぎてぼやけてしまう、縦横比の異なる写真を無理に伸縮して人の顔が横長に見える…などの失敗例があります。思い出の写真だからと小さなサムネイル画像を引き伸ばすと粗さが目立ってしまうので、できるだけ高解像度の素材を使いましょう。また写真をレイアウトするときは必ず縦横比を固定し、不自然に引き伸ばさないよう注意。スマホアプリの正方形コラージュ画像をそのまま動画に入れると両端に黒帯が出るケースもあります。気になる場合は背景に馴染む色を敷くか、プロに補正してもらう方法も検討しましょう。画質やレイアウトは完成後に大画面で試写して確認することを強くおすすめします。
音楽トラブル:好きな曲が使えない!?
映像に欠かせないBGMですが、著作権にまつわる思わぬ落とし穴も。市販の有名アーティスト曲を無断で使うと、式場によっては著作権許諾が下りず上映NGになるケースがあります。実際に「お気に入りの曲で作ったのに、式場から許諾がないと流せないと言われた…」という失敗談も。日本では結婚式で音楽を流す場合、事前にJASRACなどを通じて著作権使用料の手続きをする必要があります。対応策として、著作権フリー音源を活用するのが手軽な解決策。フリー素材なら許可不要で安心して使えますし、最近はクオリティの高い楽曲も多いです。またどうしても好きな曲を使いたい場合、式場や制作会社に相談してみましょう。代替案を提案してくれたり、新郎新婦自身で許諾申請を行うサポートをしてくれる場合もあります。音響は盛り上がりに直結する要素だけに、最後まで気を抜かず準備してくださいね。

自作 vs 外注、結局どちらが正解?
トラブルを避けるにはプロに任せた方が安心…?でも予算は抑えたい…と悩むところですよね。ここで一度、自作と外注(プロ依頼)のメリット・デメリットを整理してみましょう。
- 自作するメリット: やはり費用を大幅に抑えられることが最大の利点です。市販ソフトやスマホアプリを使えば数千円程度で済みますし、素材集めから編集まですべて自分たちで行えば追加コストゼロも可能です。また、内容を自由にアレンジできるのも魅力。他の人に気兼ねなく自分たちらしいネタを盛り込めますし、制作過程そのものも二人の思い出になります。
デメリットは、今回紹介したようなトラブル対応も含めて全て自己責任になる点です。制作には時間と労力がかかり、編集スキル習得のハードルもあります。クオリティも本人たちの腕次第で差が出やすく、「やりたいことはすごく凝っていたのに形にできなかった…」ということにもなりかねません。 - 外注するメリット: プロの技術で高品質なムービーが手に入る安心感は大きいです。企画段階から相談に乗ってもらえ、最新の演出や洗練された編集で仕上げてもらえるでしょう。また自分たちは素材提供さえすれば良いので、時間と手間の節約になります。結婚式準備で忙しい中、映像制作を任せられるのは助かりますよね。
デメリットは、当然ながら費用がかかる点です。業者にもよりますが、安いテンプレートプランでも数万円、高いと10万円以上する場合も。予算に占める割合を考慮する必要があります。また、出来上がりのイメージが自分の理想と少し違う…といったイメージのズレが生じる可能性もあります。打ち合わせで念入りに希望を伝えることが大切です。
どちらが“正解”というものではなく, お二人の優先順位次第です。費用・時間・仕上がり品質のバランスを考えて最適な方法を選びましょう。例えば「多少クオリティは低くても節約したい」なら自作、「費用より確実に上映することが大事」なら外注、といった具合です。中には「プロに依頼しつつ、一部自作の要素を入れる」折衷案を取るカップルもいます。大切なのは、当日安心して任せられること。どちらの方法でも、余裕を持って準備しゲストに楽しんでもらえるムービーを完成させましょう!
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