こんにちは、ウェディング映像クリエイターの高橋大輝です。今回のテーマは、結婚式 オープニングムービー 面白い ナレーションです。オープニングムービーにおいてナレーション(語り)は映像の雰囲気を左右する重要な要素です。ナレーション次第で感動的にもコミカルにも演出でき、特に面白い結婚式オープニングムービーを作るなら、声の力と語り口を最大限活用しましょう。プロのナレーターによる巧みな話術やユーモラスな原稿で、ゲストの笑いを誘うアイデアをご紹介します。ナレーションとは、映像にかぶせて流れる語りのことで、映像の進行を助けたり笑いどころを作ったりする重要な役割を果たします。
プロのナレーションでクオリティアップ
自作ムービーの場合、新郎新婦や友人がナレーションを担当することもありますが、笑いを狙うならプロのナレーターに頼むのも一手です。例えば、AMOウェディングの「ナレーションブライズ」は、経験豊富なプロのナレーターが新郎新婦オリジナルの原稿を収録してくれるオープニングムービーです。テレビやラジオで活躍するナレーターの安定感ある語りに、コミカルな内容の原稿を組み合わせれば、まるでバラエティ番組のように完成度の高い笑いを提供できます。プロならではの抑揚のつけ方・間の取り方でギャグを読めば、同じ文章でも素人が読むより断然ウケが良くなります。実際、私が担当したお客様からも「ナレーションがプロっぽくて驚いた!ゲストも思わず聞き入って笑っていた」といった声が寄せられています。なお、「ナレーションブライズ」では男性・女性や外国人など複数のナレーターから声質を選ぶことも可能です。披露宴の雰囲気に合わせて声のタイプを指定できるのもプロ依頼ならではの利点ですね。オープニングムービーの制作会社に依頼すれば、声優・ナレーターの手配から収録まで任せられるので安心です。
ナレーション原稿にユーモアを仕込む
どんなに声が良くても、原稿の内容が固いと面白さは半減してしまいます。そこで、ナレーション用の台本には遊び心をたっぷり盛り込みましょう。例えば、新郎新婦の馴れ初めを紹介するくだりでは「〇〇(新郎)は△△(新婦)に出会った瞬間、まるで雷に打たれたように恋に落ちたのであります!」といった大げさな表現で笑いを誘えます。また、「ここテストに出ます!」など教科書風のツッコミや、「○○ターーーイム!」といった甲高いアニメ声真似を一瞬入れるなど、耳で聞いてクスッとできるワードを散りばめるのも効果的です。ゲストの年代層に合わせて、昭和の名ナレーション番組風の言い回しや、あえてネットスラングを入れてみるなど、言葉選び一つで笑いのポイントが生まれます。原稿作成に自信がない場合も、プロのクリエイターがユーモアを交えた台本を提案してくれるので心配いりません。
声色や話し方で演出を変える
同じ内容でも、「誰が」「どんな調子で」語るかによって印象はガラリと変わります。面白いオープニングムービーを目指すなら、ナレーションの声色や話し方にもこだわりましょう。例えば、男性の渋い低音ボイスであえてコミカルなことを真面目に語ってもらえばシュールな笑いになりますし、逆に明るすぎるハイテンションボイスで終始ノリノリに喋ってもらえば、ゲストもつられて笑顔になるでしょう。外国人ナレーターに片言の日本語で喋ってもらうのも人気です。「ニホンノミナサマ」という商品では、英語ネイティブの外国人があえて下手な日本語で場内アナウンスをする演出になっており、そのユーモラスな発音に会場は大爆笑間違いなしです。同様に、「世界の人達からの開宴前のお願い」では様々な国の人が登場し賑やかに注意事項を伝えてくれますが、日本語吹き替えの絶妙な棒読み加減がシュールで笑いを誘います。また、動物キャラクターになりきった声で語る「アニマル達からの開宴前のお願い」という映像では、可愛らしい動物の声でコミカルにマナー案内が流れるため、小さなお子様ゲストにもウケが良いです。このように、ナレーターの設定を工夫すると映像の面白さが倍増します。

ナレーション付きムービー制作のポイント
最後に、ナレーションを効果的に活かすためのポイントをまとめます。
- ナレーターの選定: ナレーターにも様々な声質や個性があります。事前にサンプルボイスを確認し、お二人の演出イメージに合った声のナレーターを選びましょう。明るくコミカルな雰囲気にしたいなら軽快な声質を、シュールな笑いを狙うなら重厚な声質を、と声の印象で笑いの方向性も変わります。
- 話すスピードと間: 笑いを取るにはセリフの「間」が命です。早口すぎると冗談が聞き取れず、間が長すぎてもテンポが悪くなります。意図的に間を置く箇所(ゲストが笑う余韻を作る)を原稿の中で指定しておくと良いでしょう。
- 音量バランス: BGMとナレーションの音量バランスにも注意。バックの音楽が大きすぎるとせっかくの語りが聞こえません。笑いを取るセリフの前ではあえてBGMを少し下げるなど、編集段階でメリハリを付けることも可能です。
- 身内ネタは控えめに: ナレーションで内輪ウケのジョークを入れすぎると、一部の人しか笑えない内容になってしまいます。基本は誰もが理解できるユーモアにとどめ、内輪ネタは1割程度に抑えましょう。どうしても入れたい場合は、ナレーターに「内輪ですが…」と自虐的に言わせてしまうのもアリです。
- 声の表情を意識: ナレーター本人が映像に映らない分、声だけで感情を伝えます。笑顔で話すと声色にも笑いが乗り移りますし、驚きのシーンでは大げさにリアクションするなど、声にも表情を付けてもらいましょう。プロに依頼する際は、こちらの狙いを伝えて演技プランを共有するとより満足いく仕上がりになります。
- 映像とのシンクロ: ナレーションは映像の展開と合っていてこそ効果を発揮します。面白いツッコミの台詞に合わせて映像側で字幕や効果を出す、逆に映像のボケ部分にナレーションで突っ込む、など連携が重要です。制作段階でしっかり構成を練りましょう。
ユーモアたっぷりのナレーションがあれば、シンプルな映像でもゲストを笑わせることができます。「結婚式オープニングムービーってこんなに楽しいものなんだ」とゲストに思ってもらえるはずです。ナレーションが冴え渡れば、オープニングからゲストの心をグッと掴むことができますよ。私自身、声に出してナレーション原稿を読んでみてゲストの反応をイメージしながら制作を進めていますが、それくらい語りの力は大きいと感じます。ぜひ声の演出にもこだわって、面白いオープニングムービーで披露宴の幕開けを飾ってください。