従来の広告や飛び込みの集客だけでなく、近年はコミュニティの力を活用した集客や、完全成果報酬型の新しいモデルが登場しています。これは、費用対効果や顧客の質の面で大きなメリットをもたらす可能性があります。ここでは、ゴルファー同士のコミュニティを活かした紹介施策や、業界注目のマッチングサービス「ヨリソーウBIZ」など、新たな集客モデルについて解説します。
既存会員コミュニティの力を活用
まず注目したいのが、自社の顧客コミュニティを育てて集客につなげる視点です。ゴルフは仲間作りの要素も大きいスポーツです。同じ施設に通う会員同士が仲良くなれば、その輪に新しい人を誘いやすくなります。
会員向けSNSグループ
施設ごとにLINEオープンチャットやFacebookグループを作り、会員同士が交流できる場を提供します。ラウンド相手を探したり、練習経過を報告し合ったりする中でコミュニティ意識が芽生え、「安心感の連鎖」による紹介が生まれます。「○○のインドアゴルフ行ってみたよ」と誰かが話せば、「自分も行ってみようかな」と感じる仲間が出てくる、といった具合です。信頼できるコミュニティだからこそ紹介がスムーズに進み、結果として体験後の継続率・入会率も高まる傾向があります。
友人紹介プログラム
既存会員が友人や同僚を紹介してくれた場合に特典を与える制度も効果的です。例えば「友達紹介で双方に1週間無料延長」や「紹介者には商品券プレゼント」等のインセンティブを用意します。会員にとって紹介するメリットが明確になるため協力を得やすく、新規顧客も既存会員から話を聞いて来る分、最初から安心感と興味度が高い状態です。紹介者がいることで体験後の入会率も上がりやすいでしょう。
コミュニティイベント
会員限定の懇親会やコンペを開催し、横のつながりを強めます。仲間を大切にする雰囲気が醸成されると、会員自身が「もっとこの輪を広げたい」と自然に感じるものです。結果として友人を誘ったり、SNSで自発的に施設を紹介してくれたりする動きにつながります。
ポイントは、顧客同士が繋がる仕掛けを用意することです。そうすることで施設は単なる練習場ではなくコミュニティの拠点となり、「ここに来ればゴルフ仲間ができる」「楽しい繋がりがある」という付加価値が生まれます。その評判は口コミやSNSで広まり、新たな集客につながるでしょう。
「ヨリソーウBIZ」によるマッチング送客
コミュニティ活用型集客の代表例として、今注目されているサービスが「ヨリソーウBIZ」です。ヨリソーウBIZはゴルフ好きユーザーをコミュニティで抱えるマッチングサービス「ヨリソーウ」を基盤とした、インドアゴルフ場向けの送客サービスです。
ヨリソーウとは
ゴルフ仲間が欲しい人々をLINE上の限定オープンチャットで繋ぐコミュニティサービスです。年代や地域、ゴルフ頻度などで細分化された少人数のLINEグループに、コンシェルジュがユーザーを招待し、自然な仲間作りを支援しています。参加者同士の信頼関係が高く、前述のように仲間の行動が安心材料となるポジティブな連鎖が起きやすいコミュニティです。
ヨリソーウBIZの仕組み
このコミュニティ会員の中から、「インドアゴルフに関心のある人」を選抜して施設に紹介してくれるのがヨリソーウBIZです。特徴は完全成果報酬型であること。事前の広告費や月額費用は一切不要で、体験者1名送客ごとに4,980円~の成果報酬を支払うだけという明瞭なモデルになっています。いわば「新規体験希望者を1件単位で買う」イメージです。
質の高い送客
ヨリソーウ会員自体が「もっと上手くなりたい」「仲間に負けたくない」という向上心・競争心旺盛なゴルファー層なので、紹介されるユーザーも上達意欲・入会意欲が高いのが強みです。さらに紹介前にコンシェルジュがヒアリングしてマッチングするため、ミスマッチが少なく体験後の入会率も非常に高いとされています。実際「広告では届かない熱量ある見込み顧客」をピンポイントで送客できると謳われています。
利用のメリット
完全成果報酬なので「広告費だけかさんで成果ゼロ」というリスクがありません。送客1件あたりの単価も明示されており、例えば先述のように理想の来店単価5,000円程度に収まる設定です。また、最短で翌日にも送客が可能な即効性もあり、集客スピードを上げたい施設には魅力的です。
特筆すべきユニークな仕組みとして、ヨリソーウでは「TRY応援金」制度があります。これは、体験レッスンを申し込んだユーザーに後日一定額の補助金を支給するもので、ユーザーにとって実質無料で体験できる安心感を生み出します。駐車場代や体験料など細かな負担が心理的ハードルとなりがちな点を解消し、「行ってみよう」という気持ちを行動に変える工夫です。この仕組みにより、ヨリソーウ経由の来店率・入会率が一段と高まる効果が出ています。
成果報酬型集客サービスの活用
ヨリソーウBIZ以外にも、ゴルフメドレーのように成果報酬型で体験集客を代行してくれるサービスが増えています。これらを上手に活用することで、施設側は自前で広告運用する手間を省きつつ、確実に新規顧客を獲得できます。
成果報酬型集客サービスメリット
コストの明確化
1人あたりいくらで集客できたかがはっきりします。例えば「5,000円で1名体験送客→その半分が入会なら入会1件1万円」という計算が立ち、損益が読みやすくなります。
手間削減
広告作成・最適化や効果分析をサービス運営側が担ってくれるため、本業(サービス向上や接客)に専念できます。
集客力
ポータルサイト等は自社より遥かに多くのユーザーを抱えており、そのネットワーク効果を享受できます。自前ではリーチできない層にもアプローチ可能です。
ただし留意点もあります。成功報酬とはいえ費用は発生するため、既存会員の紹介や無料SNSなど0円施策とバランスを取る必要があります。また、送客されたお客様が本当に入会してくれるかは最後は自社の努力次第です。体験時のおもてなしやクロージングには万全を期し、せっかく紹介された見込み客を逃さないようにしましょう。
インフルエンサー・提携による集客
コミュニティの延長線上で、インフルエンサー活用も新しい集客アプローチとして考えられます。ゴルフ系YouTuberやプロゴルファー、著名なレッスンプロなど影響力のある人物と組むことで、一気に注目度を上げられます。
- 地域で人気のゴルフインスタグラマーに体験訪問してもらい、その様子を発信してもらう。
- 有名プロを招いてワンポイントレッスンクリニックを開催し、その告知効果で集客する。
- 他業種のコミュニティとコラボ(例: フィットネスジム会員向けゴルフ体験会)。
インフルエンサー起用は費用がかかる場合もありますが、ターゲット層とマッチした人物であれば広告費以上の集客・ブランディング効果が期待できます。特にSNS世代の若者に拡散するには有効な手段です。
関連リンク
まとめ
コミュニティや成果報酬型サービスを活用した集客は、これからの時代にマッチした賢い集客法と言えます。自前の会員ネットワークを活かす紹介施策から、ヨリソーウBIZのような最新サービスまで、従来とは一味違う手法を取り入れることで集客効率と顧客の質を向上させられます。重要なのは、送り込まれた見込み客をしっかり満足させ会員化すること。そして会員になった方がまた次の紹介者となり、良い循環が生まれるようコミュニティを大切に育てていきましょう。こうした新モデルを組み合わせることで、少ないリスク・コストで安定的に新規顧客を増やすことが可能になります。


