「単に練習する場を提供するだけでは、新規客はなかなか集まらない」と言われます。そこで有効なのが、イベントやキャンペーンによってお客様に付加価値体験を提供することです。ゴルファーの興味を引き、新しい層を呼び込むための具体的なイベント企画や販促アイデアを見ていきましょう。
初心者向けイベントで新規顧客獲得
ゴルフ初心者にとって、練習場に通う最大の目的の一つが「コースデビューすること」です。しかし初心者は一緒にコースに行ってくれる仲間がいないため、コースデビュー自体が難しいケースがあります。そこを支援するイベントを企画すれば、初心者にとって非常に魅力的なサービスとなります。
初心者限定コンペ
施設主催で初心者だけのプチコンペ(ラウンド会)を開催します。初ラウンドを応援する企画で、スタッフや上級者がサポート役につきながら9ホール回るなど、ハードルを下げた内容にします。初めてコースに出る感動体験を提供できれば、そのお客様は強力なファンとなり、継続利用や仲間紹介につながるでしょう。
コースデビュー支援パック
コースデビューに必要な知識講座+ラウンド体験をセットにした短期プログラムを販売するのも手です。数週間のスクールと卒業ラウンド会を組み合わせ、「〇月までにコースデビューしよう!」と銘打てば初心者の背中を押せます。
ルール・マナー講習会
「コースで恥をかかないためのゴルフマナー講座」といった無料イベントを開催し、初心者を集めます。そこから体験レッスンや入会に勧誘する流れを作ります。無料講習で信頼関係を築ければ入会ハードルはぐっと下がります。
初心者に寄り添ったイベントは、「この施設は初心者に優しい」という評判を生み、新規開拓に効果絶大です。一度強力なコネクション(信頼関係)ができれば固定客になってくれる可能性も高まります。
顧客交流イベントでリピーター化
既存顧客の交流を促し、楽しみを提供するイベントは、顧客満足度向上と口コミ集客の両面でメリットがあります。
月例ミニ大会
毎月1回、シミュレーターを使った9ホールのスコア大会などを開催します。ハンデをつけて実力差があっても楽しめる工夫をすると◎。成績優秀者には景品を用意し、施設内にランキングを掲示すれば来場動機になります。ゲーム性が加わることで仲間同士の競争も生まれ、練習へのモチベーションアップにもつながります。
ゴルコン(ゴルフ+合コン)イベント
男女の出会いとゴルフを組み合わせた「ゴルコン」は近年話題の企画です。独身ゴルファー向けに、練習+ゲーム+懇親会をセットにしたイベントを催せば、「楽しそう!」とSNSで拡散される可能性もあります。ただのコンペではなく出会い要素を付加することで新鮮味が出て、特定の客層には刺さるでしょう。
シミュレーター大会/チャレンジ企画
例えば「ドラコン(飛距離競争)大会」「バーチャルホールインワンチャレンジ」など、シミュレーション機能を活かしたチャレンジ企画も盛り上がります。参加費を取らずとも景品目当てで集まってくれれば来場者増になりますし、観客も巻き込んで賑わいを演出できます。
このようなイベントは費用が多少かかっても、「いつも新しいことをやっている」活気ある施設というイメージを作れます。特にマンネリ化して退会を検討していた会員も、「次のイベントも参加したいから続けよう」と思ってくれる可能性があります。交流イベントを通じて生まれた仲間意識は、コミュニティマーケティングとして新規客獲得にも波及します。
キャンペーン・割引で興味喚起
誰しもお得なオファーには惹かれるもの。期間限定キャンペーンや割引施策は、新規の心を動かす起爆剤になります。
初月半額キャンペーン
入会から1ヶ月間の月会費を50%オフにするなど、新規入会ハードルを下げる定番施策です。ある程度長期契約につながるよう、3ヶ月以上の継続を条件にするなど工夫します。
体験無料デー
「毎月○日は体験レッスン無料!」と決めて大々的に宣伝すれば、その日に集中して新規を呼び込めます。多少費用負担でも一度来てもらえれば勝ちですから、思い切った無料施策も検討しましょう。
ペア割・グループ割
「2名以上一緒の体験申込で全員半額」等のペア割引を設定し、友人同士を誘いやすくします。グループで来れば緊張も和らぐので、初心者でも来店しやすくなります。
ポイントサービス
会員向けにポイントカードを発行し、来店や紹介でポイント付与、一定ポイントでレッスン券プレゼント等。モチベーション維持と来店促進に効果があります。特定日にポイント2倍デーを設ければ、その日に集中して来店を促せます。
曜日別サービス
「レディースデー割引」「シニアデー優待」など曜日別に特定層向けサービスを実施します。該当者はその日を狙って来てくれるようになり、稼働率平準化にも役立ちます。
キャンペーンは打ちっぱなしではなく、常に何かしら企画している状態が望ましいです。「今月は○○割引、来月は○○イベント」と次々打ち出すことで、「この施設は面白い」「チェックしておこう」とユーザーに思わせられます。チラシを配布する際も、施設紹介だけでなく何かイベントやキャンペーン情報を盛り込むと反応率が上がるでしょう。
集客イベントを告知・拡散する方法
良いイベント・キャンペーンも、認知されなければ集客効果が出ません。効果的な告知方法にも工夫しましょう。
既存会員への徹底周知
店内ポスター掲示、LINEやメールでの案内、スタッフから直接「今度○○やります」と声掛けするなど、まずは現在の会員にしっかり告知します。会員経由で友人知人にも情報が伝わることを期待します。
SNS告知と広告
公式SNSで告知ポストを作成し、魅力的な画像やハッシュタグで拡散を狙います。必要に応じてSNS広告で地元ユーザーにプロモーションすると一気に周知できます。特にTwitterやInstagramはイベントとの相性が良く、シェア企画(リツイートで抽選など)で拡散を図るとよいでしょう。
チラシ・ポスター
近隣のスポーツショップやゴルフショップにポスターを貼らせてもらったり、ゴルフ雑誌とタイアップしてチラシを挟み込んだりするのも手です。ターゲット層が目にする場所に情報を露出させます。チラシ配布の際は、単なる施設紹介よりイベント案内の方が「何かやってる」と関心を持ってもらいやすいです。
Webサイトの特設ページ
自社HPにイベント・キャンペーン情報のページを設け、検索から流入してくるようにします。「〇〇(地域名) ゴルフスクール キャンペーン」などで検索する人を取りこぼさないように、タイトルや文章を工夫します。
関連リンク
まとめ
イベントやキャンペーンは、顧客に「ここ楽しそう」「お得だから行ってみよう」と思わせるきっかけ作りとして大変有効です。初心者支援や大会企画で新規客の心を掴み、交流イベントで既存客をつなぎとめ、キャンペーンで話題性を創出する——これらを組み合わせれば、常に活気ある集客サイクルを回すことができます。重要なのは、せっかく来てくれたお客様に満足してもらい、リピーター化・ファン化させることです。一度イベントに参加した方が「また来たい」と感じてくれれば、次回以降は通常利用や友人紹介につながるでしょう。イベント企画には手間もかかりますが、その分リターンも大きい施策として積極的に取り入れてみてください。


